出版社内容情報
古代中国で生まれた戦術・戦略の体系書孫子。「戦わずして勝つ」「弱をもって強に勝つ」を理想とする勝負の哲学から、激動の現代を生き抜くための戦略と知恵を読み解く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
89
中国の主な思想家は春秋時代に誕生している。彼らのことを”諸子百家”という。孫子もその一人で彼は、兵家に分類される。中国には”武経七書”といって7つ兵法書がある『孫子』『呉子』『尉繚子』『六韜』『三略』『司馬法』『李衛公問対』だ。中で最も人々を魅了してきたのが孫子で、歴代の英雄たちが孫子を愛読していたといわれている。孫子は中国だけに留まらず、日本はおろか西欧までにも知られ渡り、神聖ローマ帝国帝王フリードリッヒが戦争に敗れた時『もし朕がもっと早く孫子を手にしていたら負けていなかったであろう」と云ったとか…… 2016/07/27
MonoCarky
4
項目立てられいて、そのアフォリズムに則った例が載っていて、読みやすい。また著者はすべてにおいて孫子のイエスマンというわけではないらしく、まさに正否の二面から見ている。しかし著者の解説に毛沢東が何度も出たり、孫子が現代でも通じるところを示すためか、会社の上司だとかをもちだすのは俗に感じた。安めの入門書と考えれば、それでも贅沢だとは思うが。2011/08/31
BIN
3
孫子(最後の方に少しだけ孫臏兵法あり)から200言を抜粋し紹介したもの。孫子は兵法書というだけでなく、人間心理を分析したものであるから、ビジネス面でも参考になるものですよというスタンスも若干ある中で解説している。2014/06/19
桂花
2
ビジネス書ですね。2009/10/02
mino
2
自蔵書…というか、身内の蔵書拾い読み。手をつけたので最後まで読んだけど…辛かった。平たく言って孫子を下敷きにしたビジネス書的な考察本。しかも私みたいな下っ端ではなく、人の上に立つ方が読むべき本。勿論面白い箇所はあったけど類似の内容がぶつ切りで何回も出てくるので根気が必要。孫子論の主幹には大筋で納得かなー。2009/09/15
-
- 和書
- 祖父三浦謹之助の思い出