内容説明
日本とアメリカは、なぜ戦争しなければならなかったのか?あの太平洋戦争、そして第二次大戦とはいったい何だったのか?戦争を欲したルーズベルトが仕組んだ巧妙な「罠」、そしてパールハーバーの悲劇。次々と明らかにされる日米開戦の真実。本書は当時の状況をもっともよく知るアメリカの元下院議員が、無益な戦争を引き起こした権力者の野望と欺瞞を明らかにしていく。
目次
序章 ルーズベルトの陰謀
第1章 いかにして米国は戦争にまきこまれたか
第2章 パールハーバーの悲劇
第3章 ルーズベルトの煽動と欺瞞
第4章 米国民の意思と戦争への道
第5章 リッベントロープとの憶い出
第6章 平和的仲裁か戦争か
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
phmchb
3
不介入主義の共和党の議員ハミルトン・フィッシュ氏によるルーズベルト大統領の批判本。タイトルに日米とあるが米欧関係の分量がほとんどである(-_-;)2019/05/31
がんぞ
2
日中戦争は、三国志で言えば「蜀」に蒋介石政府は押し込められ、共産党はそのさらに奥地で実質趨勢は決していた。しかし延命のため日本の爆撃を邀撃にアメリカは航空支援を行い、日本が優秀な戦闘機・零戦を投入すると(エチオピアを侵略したイタリアにも行わなかった石油封鎖で)対抗した…。米国人だけにハルノートが突拍子もない要求を突きつける最後通牒であった点、それを真珠湾に警告しないで被害を大きくしようとした点(当時ドイツの航空機では戦艦を沈めた例はなかった)を重視するが、交渉の過程で一貫した日本の妥協への努力を認めている2015/01/13
シュラフ
1
著者は第二次大戦前の外交に携わった米共和党議員。 ずばり指摘する。大戦は本来は避けることができたが、ルーズベルトの策謀により世界が巻き込まれた。そして、ロシアへの異常な配慮により、戦後 ロシアの東欧支配を許した。 日米開戦は、日本への仏印および満州からの全面撤退要求という最後通牒がもたらしたもの。 戦後教育は太平洋戦争を侵略戦争と位置づけるが、著者の指摘通りとすれば歴史の見方は大きく変わってくる。 そもそも戦えば負け確実の太平洋戦争に日本がなぜすすんだのか。日本ではなく米国の意思だったのだ。 2013/03/20
Gen Katakura
0
古本しかないないのが、ネック!!2013/01/05