内容説明
戦後日本の繁栄をもたらした日本人の勤労精神は、昨今、急速に薄れつつある。このままでは日本の前途は決して楽観できるものではなく、今こそ、新たな価値体系の樹立が急務である―。本書はこうした基本的問題意識から、戦後社会をリードした政治家・財界人・官僚・マスコミなどの指導層たちの「功罪」を直視することにより、これからの時代に求められる新しい指導者像を探った著者渾身の本格的評論集である。
目次
第1章 リーダーシップス・クライシス―こんなリーダーが組織を潰す
第2章 政治家の条件・経営者の条件―「してはならないこと」をするのが政治家だ!
第3章 官僚・この怪物構造の功罪―このままでは土光行革は成功しない
第4章 裁判至上主義の幻想―裁判官は絶対権威者か
第5章 現世利益の守護者・現代の神々―宗教は死んだ?!
第6章 第四の権力・大新聞の欺瞞性―偏向報道の真因をさぐる
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