内容説明
「韓非子」の内容上の特徴を一言でいえば、人間不信の哲学のうえに立って、権力のあり方を追求している点にある。人間の実態を見すえながら権力の本質を分析し、トップの置かれている困難な立場をうきぼりにすることによって、権力維持の方途をさぐった本、それが「韓非子」にほかならない。
目次
第1章 リーダー学の要諦(部下を使いこなすコツ;トップの心すべきこと)
第2章 部下を操縦する法 トップは七つの「術」を心得よ
第3章 組織管理のポイント 六つの「微」とは何か
第4章 トツプが自滅する原因 トップが身を滅ぼす十の過ち
第5章 仕える側の論理(仕える者の心くばり;仕える者の苦心と論理)
第6章 現実を生きる人間学(人間学の機微;人間関係の現実;現実に対処する知恵)