出版社内容情報
働く人の力を十分に発揮させるために大切なことは何か。自らの奉公時代の想いと松下電器創業以来、多くの人を育て伸ばしてきた経験から、“人を活かす経営”を語る。
内容説明
「経営とは人なり」「人を活かして使え」とはよく言われることである。だが、日々の業務の中で実際に「人を活かす」ということは、なかなか難しく実践が伴わないものである。本書は、著者の60余年の事業経営の中で得た体験を基に、いかにして人を育て、活かしてゆくかを「信条の経営」「説得の経営」「人間の経営」「自省の経営」「信念の経営」と5部に分け、詳説している。経営に携わるすべての人々に読んでいただきたい、出色の書である。
目次
序章 人を育て活かすために
第1章 信頼の経営(信頼することの価値―製法の秘密を従業員に;信用の道、商売の道―初めて東京へ売りに行って ほか)
第2章 説得の経営(説得なき説得―将軍家光と阿部豊後守;物に説得力あり―幼き日の2つの思い出 ほか)
第3章 人間の経営(心はどのようにも動く―大激論のあとのふしぎな変化;臨機応変に対処する―謙信と毘沙門天 ほか)
第4章 自省の経営(大将はいかにあるべきか―とことん競争してやるぞと;自分を戒めるために―遵奉すべき7精神 ほか)
第5章 信念の経営(自分の考えをもつ―実らなかった会議;正しいことは通るか―男と男の約束を守ったら ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kaz
3
40年近く前に書かれた本なのに現代に通じることが多く、氏の慧眼の深さに感服。何事にも真摯な姿を少しでも見習いたいと思う。2016/01/19
アイマール
1
・人の尊さを知る。企業は人なり。 ・いい素質のある人を集めることが大切。 ・とにかく部下に仕事をやらせてみること。 ・適任者選びは60%の可能性で良い。 ・自分自身は運が強いと信じさせる ・大事なことは、繰り返し訴える。 ・悩みがあることが人の常。 ・諦めない。 ・成功するまで続ける。 ・経営者が経営に自信を持つ。 2022/02/20
Yasuaki Miyamoto
1
成功確率が60%であれば、任せてやらせてみて、必要があれば指導をしていけば、成功確率が70%になる、と言う話がありました。商売の厳しさは当時も相当なものだったでしょうが、人を育てるという観点においても、「任せてやらせる」経営者の度量の必要性を感じました。2013/04/25
えのもと
0
人事部の人に勧められて。アップルのスティーブ・ジョブズ、エイチ・アイ・エスの澤田秀雄、松下電器の松下幸之助、成功者は死にかけた経験を持っているという法則を発見!(笑) 実際に業績のある人の話はスラスラと入ってくるもので、分かりきったようなことも重みを持って自分に入ってくる。2021/02/13
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