内容説明
大村益次郎、橋本左内、福沢諭吉、大鳥圭介…、幕末、緒方洪庵が大坂に開いた「適塾」は、吉田松陰の松下村塾をしのぐほどの数多くの逸材を輩出した。俗に「適塾山脈」とも呼ばれるそれらの人材は、実に多彩であり、それぞれが多方面で、近代日本の確立に大きな役割を果している。彼らは、「適塾」で、いったい何を、どのように学んだのか、そして「適塾」は彼らをどのように育てたのか。「適塾」の人材開発の秘密と、若き塾生たちの情熱と苦闘を描いた注目の書。
目次
第1章 緒方洪庵と適塾
第2章 適塾が生んだ人物(大村益次郎―近代軍制の建設者;佐野常民―日本赤十字の創立者;橋本左内―幕政改革に殉じた若きリーダー;大鳥圭介―幕府陸軍の主戦派のエース;福沢諭吉―近代啓蒙思想の第一人者;高松凌雲―“医は仁術”を生きる)
第3章 適塾の人材教育
塾生小伝
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