出版社内容情報
私は人間通をいかに磨いたか。学内政治、文壇、マスコミ、読書から体得した人心収室術とは? 不条理な世を妬まず、快活に生きる法を披露。
内容説明
可愛げがなくとも律儀でありたい。文章も生き方も簡潔がいい。平成随一の教養人が、あまさず語った体験的人生論。鷲田小弥太(文芸評論家)が学恩・谷沢永一のホンネを引き出す。
目次
第1章 「幸運」がいつも後からついてきた―文壇登場まで(少年時代―左翼文献を読み始めた機縁;いつも幸運は向こうからやってきた)
第2部 破天荒なことをやってしまった―大学行政を牛耳る(学内行政でうつつを抜かさない方法;人を動かす勘どころ―学内行政の体験から;谷沢式、人心収攬術 ほか)
第3部 谷沢流人間通の押さえどころ(身にかかえた鬼;原稿料に恨みはない;好きな人とは評したくない人のことだ ほか)