出版社内容情報
司馬遼太郎は、日本人の必須科目だ! 文学、歴史観を刷新した巨匠に哲学教授が挑む。『国盗り物語』『竜馬がゆく』など愉しみ方が倍増。
内容説明
司馬文学は、日本人が「大人」になるための必須科目。人間、社会、歴史について、知見と洞察にあふれた作品群のエッセンスを案内。
目次
序章 大人の文学
第1章 司馬遼太郎は文学観を革新した
第2章 司馬遼太郎は歴史観を革新した
第3章 ああ、この人間通
第4章 日本という国―『街道をゆく』
第5章 司馬遼太郎の余白
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黒頭巾ちゃん
7
司馬遼太郎の主な作品紹介。坂の上の雲を読みたくなりましたね。各小説の晩年への記載が少ないのは、司馬自身が晩年について考察されなかったからという視点は面白かった。また、街道をゆくに興味を持てた。街道から歴史を語る内容ということで。アイルランド編を勧めてました2021/05/28
レッセー
0
司馬遼太郎の作品の中の人物について考察することでその人間観や人生観について考えています。 坂本龍馬の項であった一芸に固執しなかったが故にあれだけの大事業を成し得たという記述は納得できましたし、司馬遼太郎が自己中心的な日本賛美に陥らないために常に外国からの視点 を意識して創作を続けていたというのも理にかなっていると思いました。2017/05/26
funkypunkyempty
0
★★★☆2016/02/11
numainu
0
評価C2003/01/27