出版社内容情報
西国の雄・毛利元就の足跡を写真で追いかける。75年の人生がコンパクトにまとまり、旅情報や資料頁も充実。元就を知るハンディな一冊。
内容説明
元就を知る、歩く、撮る。情報満載のフォト&ガイドブック。
目次
中国の覇者になるまでの七十五年
人生を開花させた三つの「隠し味」
かすかな仏心が漂う男
転機をもたらした二つの戦い
天才謀略家が最期に捧げた「祈り」
息子たちに遺した十四カ条
「面白の歌学・乱舞、身を捨てぬほど…」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
今ごろになって『虎に翼』を観ているおじさん・寺
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表紙と扉絵の元就さんの肖像画が、私の好きな島根県の鰐淵寺の物で嬉しい。この本はPHPの『歴史街道』1997年2月号の6本の記事に新しい1本と史跡ガイドや関連人名辞典&年表を加えて作った本。大河ドラマ公開時によくある本だが、写真家・林義勝が広島・山口・島根の毛利ゆかりの地で撮影した写真が素敵だ。史跡自体ではなく、史跡付近の自然を切り取った写真。面白い写真ではないが「綺麗だなぁ」と素直に思う写真も多い。戦国にもこんな景色が確かにあっただろう。どんなに残酷で悲惨な時代も、世界は平気で不変。何か切ない。2014/09/18