出版社内容情報
鎌倉時代末に生まれた一振りの刀が、昭和の御世に至るまでの物語を、七人の作家が、それぞれの持ち味を発揮して描き継いだ史上空前の連作小説。
内容説明
7人の作家が、それぞれの持ち味を生かし7つの物語を書き継いた空前のリレー小説!鎌倉末期、備前長船で生まれた剛刀「のきばしら」は、将軍斬殺という嘉吉の乱を引き起こし、切腹を迫られた茶人・利休の灯籠を斬る。やがて太平の江戸時代、質屋夫婦の命を救った「のきばしら」は幕末の“三人斬り”岡田以蔵の手に渡り維新動乱のなかで女剣士の仇を討って、ついに終戦前夜の皇居に現れる…。