出版社内容情報
トラに似ているのがなにより自慢の子猫、ことらちゃんが巻き起こす8つの小さな大冒険! とびきりシュールでキュートな絵本、復刊!
【著者紹介】
作家、翻訳家。『クマのプーさん』『ちいさいおうち』「うさこちゃん」シリーズなど数々の欧米児童文学の翻訳を手掛けながら、『ノンちゃん雲にのる』等の創作も行い日本の児童文学普及に貢献した。2008年没。
内容説明
とらに似ているのがなにより自慢のいたずら小猫ことらちゃんが巻き起こす8つの小さな大冒険!石井桃子、幻のねこ絵本、復刊!
著者等紹介
石井桃子[イシイモモコ]
1907年埼玉県浦和に生まれる。日本女子大学英文学部卒業。数々の欧米の児童文学の編集・翻訳、絵本や児童文学作品の創作、随筆や小説の執筆をおこなう。また58年には自宅の一室に子どもの図書室「かつら文庫」を開く(のちに公益財団法人東京子ども図書館へ発展)2008年、101歳で逝去
深沢紅子[フカザワコウコ]
1903年岩手県盛岡に生まれる。女子美術学校(現・女子美術大学)日本画家に入学、その後油彩画家に転向して岡田三郎助に学んだ。夫は洋画家の深沢省三。1993年、90歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nakanaka
83
40年以上前に作られた作品。味のある絵が何とも言えず良いですね。この絵本は8つの話が収録されています。文字数が割と多めですが面白かったです。腕白なことらちゃんが可愛らしくどことなくカツオ君とかぶりました。飼い主家族との関係、ことらちゃんの母親と弟妹との関係が心温まるなぁ。2016/06/15
みかん🍊
74
1971年刊行された絵本の復刻版だそうです、大きくなったらトラになれると信じて体を鍛えていたトラネコのことらちゃんの動物園に行ったり、木に登ったり、弟を縁の下から救出したり様々ないたずらや活躍が可愛らしく描かれた絵本です、昭和っぽい絵と言い回しですが、今読んでも可愛らしいことらちゃんの活躍です。2015/08/18
ぶんこ
43
自分はトラだと思っていることらちゃん。動物園の虎に会いに行ってしまったり、弟妹にいいとこ見せようと頑張ってはドジしたりと可愛い。そのドジで怪我をしてカラーと包帯姿で帰宅すると、弟妹たちは「カッコいい」と思って真似したいとせがみます。真似っこしている弟妹も可愛い。ことらちゃんの目が、いかにもいたずらっ子なのもおかしい。楽しめました。2022/03/17
どぶねずみ
40
TokyoFM『Panasonic Melodious Library』にて紹介されたので、借りてみた。紹介されていたほど、面白おかしく書いてあるわけでもなかったけど、ことらちゃん(虎柄の子猫)が擬人化されているのが、子どもそのものでかわいい。誉められて得意気になるようなところ、自分より年下の子どもに見栄を張るようなところは笑えた。絵はあまりかわいくない(汗)2019/05/26
anne@灯れ松明の火
31
遠い方の新刊棚で。表紙もそうだが、中身はもっと昭和の香り♪ あとがきによると、昭和33年に連載し、46年に刊行されたものの復刊だそうだ。素朴なおはなしで、いたずらっ子のことらちゃん、かわいらしい。絵も素朴。ちょっとヘタウマっぽい感じかな。文章が多いので、絵本というより、童話のイメージ。2015/12/03
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