出版社内容情報
愛、祈り、苦しみ、淋しさ、生と死、家庭と家族、お金、使命……人生の途上で遭遇する様々な事柄について、思いを語ったメッセージ集。
内容説明
苦しみ、淋しさ、生と死、家庭と家族、使命…神との深い一致を実践する中で語られた思いの数々と、その魂の軌跡。
目次
聖なる人となること(聖性)
祈り
寛大さ
貧しい人々の中にいるキリスト
愛
家庭と家族
徳について
マリア
生と死
ほほえみ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
67
マザー・テレサの愛と慈しみに満ちた言葉から、自分の信仰の薄さを痛感しました。余り物は要らず、必要なのは愛という主張が心に刺さりました。人として一番大切なことを教えて頂いたような気がします。マザー・テレサの無償の愛は神様との深い一致を実践する中で生まれた想いなのでしょう。神様に自分の一身を捧げた魂の軌跡に心が洗われます。私はプロテスタントですが、マザーの生き方やそのあり方は尊敬しますし、信仰に根付いた生き方をしたいと改めて思いました。このような深い信仰を持ちたいものです。2015/06/02
吉野ヶ里
15
再読。最近、キリスト教の言ってることがちょっとわかる。理解ではなく、解釈だけれど。多くの人間がそれを勘違いしているようにも思える。マザー・テレサはイエスだ。イエスが神であったのと同じカタチで。余り物はいらない、必要なのは愛だという主張にやられた。確かになあ。自分はキリスト教徒ではないけれど、神と一つであるという生き方はキリスト教徒でなくても出来る。マザー・テレサの生き方は尊敬すべきだけれど、私には真似出来ないし、しようと思わない。俗物という信仰を私は持っている。2014/11/13
Gotoran
10
我々が、合理性、効率、経済性を重視するあまり、失いつつあるもの、人として本当に大切なものは何かを教えて頂いた。”愛と祈りのことば”とは、無償の愛、清貧の愛。心が洗われる。また、挿入の写真のマザーの笑顔が、心を癒してくれる。特定宗教に拘ることなく読んで欲しい一冊。神渡良平氏著書及びSr.渡辺著書からの派生図書。2011/08/30
Nobuchika Hotta
9
本書はマザーが残した数々の語録を祈り・苦しみといった15の項目に分け編集されており、基督教徒でなくても深い示唆を頂ける。「仕事を祈りであるかのように、し続ければよい。」 「なんでもない微笑が及ぼす効果には計り知れないものがあります。」という二つ言葉を挙げておきたい。そして、「日々の仕事を優しいまなざしで心を込めて行う。」ことが重要と理解をしておく。そしてマザーでさえ 「イエス様が私の手に余る沢山の事をおさせになる時には、私もイエス様に微笑むのが難しく思えるときがあるのですよ。」 とおっしゃっておられます。2012/01/19
greenish 🌿
4
「愛は、この世で最も偉大な贈り物なのです」「救われるためには、神さまを愛すること。そして何よりもまず祈ること」「親切にしすぎて間違いを犯すことの方が、親切に無関係に奇跡を行うことより、好きです」「死を迎える時に、愛されたと感じながらこの世を去ることができるためなら、何でもしたいと思っています」など、神との深い一致を実践する中で語られた思いの数々と、その魂の軌跡をたどり、愛の真理を説いた遺言集