出版社内容情報
現代社会の巨大な権力者・知識人。「無責任」と「専門主義」の病に深く蝕まれた彼らの精神と行動の卑しさを敢えて問う、渾身の知識人論。
内容説明
知識人はなぜ既成権力の批判しかしないのか?知識人はなぜ大学やマスコミでの権威にかくも固執するのか?知識人はなぜ己の発言の過ちにかくも無責任でいられるのか?感情を強く単純に刺激する言説にしか反応できなくなった大衆と手を携えて、虚無主義の大海に落ちゆかんとする現代の知識人。本書で著者は、自らが知識人であることの意味を絶えず自問しながら、現代社会の権力者たちの実態に鋭く斬り込んでいく。出色の知識人論。
目次
第1章 知識人の生態学
第2章 知識人の社会学
第3章 知識人の精神病理学
第4章 知識人の認識論
第5章 知識人の政治学
第6章 知識人の観念型
第7章 知識人の知恵