出版社内容情報
議論ベタでは思うように仕事を運ぶことはできない。会議・商談で相手を説得するための論理的な話し方が身につくディベートの入門書。
内容説明
本書では、日本人が最も苦手とする論理的思考の身につけ方や議論のしかたをはじめ、説得・交渉といったビジネスに直結するテクニックまでを総合的に解説。議論に負けないチカラを養成する画期的なディベート入門書。
目次
第1章 話し方の技術―ディベートの基礎技術
第2章 ディベートは知の技術
第3章 ディベートの種類と役割
第4章 資料とデータの効果的な収集と活用方法
第5章 論理構築能力がディベートを決める
第6章 ディベート討論会
第7章 ディベートにおける討論の技術
第8章 発音発声の技術
第9章 ビジネスにおけるディベート技術の応用
第10章 ディベートの実践的応用技術―論争の方法と技術
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
K
2
1996年初版の本。文体はやや古いけど「日本人は議論が苦手」とか、今も変わらんなと思うところがチラホラ。でも目新しい発見もあった。温故知新な一冊。苛斂誅求(かれんちゅうきゅう)なんて言葉初めて知ったわ。2019/05/02
Mr.Brown
1
この本は、ディベートにおける基本技術だけでなく、第二次世界大戦、あるいは太平洋戦争における日本の戦後補償についても書かれている。国際法という観点から見ると、日本の戦争の全てが悪かったというわけではないと分かる。 ディベートをする時の基本は情緒的にならないこと。逆三角形型で最初に結論を言うようにすること。弁証論的な考え方(善もあれば悪もある)を常に頭に入れておくことが重要だ。 非常にためになる本だった。2012/12/01
ミヤタ
0
論理的に相手と話し合うには「前提」を一致させることが不可欠。相手が怒っている・悩んでいる・喜んでいる―この前提を読み取れれば、きっと建設的な会話、議論が可能になる。2015/01/04