目次
第1章 「アジアは1つ」ではない―ブームに沸く中国から「明日のアジア」が見えてくる
第2章 尊皇攘夷では乗りきれない―「人の国際化」の波はいやおうなく日本に押し寄せる
第3章 企業進出は帝国主義にあらず―途上国は富をふやすもっとも効率的な早道を学んだ
第4章 金儲けを教えに海外に行こう―日本の産業界に残された道は途上国の開発しかない
第5章 社会主義の切札は株式会社―台湾が日本の一番弟子なら、中国は日本の孫弟子だ
第6章 台湾は日本の一番弟子―日本的経営を学んだ台湾は独自の道を歩みはじめた
第7章 円高に挑むドン・キホーテ―1ドル百円を超えれば日本企業は討ち死にしかない
第8章 企業が日本から逃げだす日―国益に縛られていては企業は利益を守れなくなった
第9章 中国大陸のお手本は香港―1997年に向けて大陸の大変化はこれから始まる
第10章 付加価値が中国を変える―中国問題の核心は政変よりも市場経済の行方にある
第11章 「3つの中国」で共存共栄―どう見ても香港や台湾に歩み寄るのは大陸のほうだ
第12章 「大中華」の遠心力と求心力―ゆるやかな統一がお家芸の中国に解体の心配はない
第13章 日本人の国際オンチ―民族特有の職人的発想が貿易摩擦をこじらせている
第14章 憶病なお金は中国に行くな―いまの中国は小心な人には欠陥の多い投資先である
第15章 それでも日本に陽はまた昇る―日本の次なる繁栄は「アジア」とともにある