内容説明
皇太子浩宮さまのご養育掛りとしてお仕えした著者。美智子皇后さまの「育児メモ」のこと、学習院幼稚園時代、初等科ご入学など、貴重なご成長のエピソードを思い出深く綴った書。
目次
1 幼き日の思い出(私が決意した日;人間として立派に;美智子さまの育児心得ノート;オーちゃん、ごめんなさい)
2 楽しかった幼稚園生活(集団の中で育つ抵抗力;ボク、大きくなりたい;詩情豊かな人に;独立心を育てる)
3 少年時代のご教育(お父さまゆずりの制服;背番号3の浩宮さま;はじめての“ひとり旅”;お母さまとしての美智子さま;三人きょうだいの兄;皇室を継ぐ方として;御所を去る日に)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」
5
新天皇(浩宮)の少年時代の教育係を務めた浜尾実氏が著者である。浜尾氏と浩宮の交流について、多くのエピソードを交えながら描かれている。浜尾氏の賢明に仕事に取り組む人柄、誠実な天皇家の人々の姿が印象に残る。男の子をたくましく育てるための参考になる一冊だと感じた。 侍従の職を離れた後の浜尾さんの言葉「お電話でお話ししたり、お手紙を交換したり、お目にかかったり、これからも宮さまとのご縁はつづくだろうから、私は淋しくはない。」これは、まるで別れた恋人に対する言葉のように思えた。2019/11/17
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