内容説明
一筋の道がある。それは古代から現代へと日本の歴史を繋ぐ道である。その道をたどることにより、旅人は日本の伝統に触れ、日本人の心を肌で感じることができるだろう。そして、かなたに日本の明日をかいまみることもできるかもしれない。旅は伊勢から始まり、飛鳥・奈良・京都・大阪・神戸へと続く。そこには、日本1500年の足跡が刻まれている。
目次
伊勢―古代人の聖なる地
飛鳥―古代国家誕生の舞台
斑鳩―聖徳太子の遺業
奈良―平城の都
比叡山―最澄が開いた延暦寺
京都御所―花開く国風文化
鞍馬山―鎌倉幕府誕生を支えた悲劇のヒーロー
鴨川の河原―建武の新政から南北朝へ
室町―足利将軍15代の盛衰
天王山―天下分け目の合戦場
大阪城―豊臣秀吉の夢のあと
船場・道頓堀―「天下の台所」として栄えた町人の町
洗心洞と適塾―育つ新時代を開くエネルギー
神戸港―幕末から明治へ
人工島―海に浮かぶ未来都市