内容説明
国際化の進展は、企業に一層の海外進出をもたらす。単なる日本本社の「出先」ではなく、真に「現地に根づく企業」になることこそが、世界企業への脱皮の条件となる。「海外現地化」の課題を企業実務家と専門家が徹底分析する。
目次
北米編(現地人トップとの二人三脚による第三文化体的経営管理;現地の事情をいかに勘案するか;USAにおける経営システム・ハイブリッド化への道 ほか)
西ヨーロッパ編(英国の直接投資経営環境;シティにおける専門家の採用、昇格、解雇;フランスにおける進出企業経営の問題点;住友商事フランス時代に考えたこと;EC―92年統合と日本 ほか)
オセアニア編(輸銀の対豪融資の事例を通じて感じたオーストラリアのビジネス風土 ほか)
ラテン・アメリカ編(メキシコ日産の経営現地化と組織作り ほか)
東アジア編(韓国の両班的伝統と経営管理;台湾富士ゼロックスの事例研究 ほか)
東南アジア編(タイ・ブリヂストン設立と経営管理;大日本インキ化学のインドネシアにおける経営管理 ほか)