内容説明
耐えて凌いで活路を求める「土壇場」、自分を見つめ、力をたくわえる「踊り場」、自らの力のすべてを注ぐ「正念場」、人生の明暗を分けるそれぞれの「場」での生き方を、数多くの事例から説き明かす。
目次
序 男は三つの「場」を踏んで一廉の男となる
第1章 土壇場をどう凌ぐか(狂気の沙汰と醒めた正気;そんなもの捨ててしまえ;タダのモノで儲けてみせるぞ;三途の川から後戻り;唯一最後の方法;あの若いの、なかなかやるでえ;別にどうってことない、それだけのことよ;男のスジを通す;苦しいけれども逃げるという手は絶対にない)
第2章 踊り場をどう過ごすか(積極的踊り場のすすめ;大いにフテクサレろ、しかし投げるな;気絶しちゃえば苦痛はなくなる;人生の逃げ込み場所;どこかで息を抜く術)
第3章 正念場をどう生きるか(選ばれてあることの恍惚と不安ではなく責任と精進;自称高度成長成り上がり居士は2度死ぬ;ある教祖の法難と布教;2万日正念場に立ち続けた男;米のメシを後生大事に守るだけなんていやだ;10年同じことをいい続ける我慢;ああよかった、叩かれてよかった;高い?いや安い授業料でした;凡夫4人が守り通した秘密;自分を無理矢理正念場に追い込んでこそ)
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