感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yono
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昭和49年、石油ショックとインフレで経済が停滞していた時代の本。現代では逆にデフレであるが同じ様な危機的な状況だと思う。「日本国民はバラバラになっている。事あるごとにだれが悪い、かれが悪いと責め合い非難しあって相争っているのである」とはまさに現代と同じだ・・・とても参考になった。2013/01/18
社員マスカット
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当時の経済学の常識はわからないが、少なくとも今の基準からすれば松下幸之助はかなり経済に対して無知であったことが、この本から窺い知れる。それから、全体通して根拠は薄弱であり、自分の所感でしかない。「この前テレビで見た」ようなことを堂々と自分の論拠に使用しており、事実に基づいて考えるという意識がない。 成功者の成功は特有の状況や才能によるものであって、その思考法や行動を真似たとて同様のことを成せることはない、という認識を強くした。精神論に学ぶべきものはあれど、凡人は事実や論理も大切にすべきと感じた。2025/10/18




