- ホーム
- > 和書
- > 教養
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
内容説明
「36℃の体温じゃもういられない、速度はぼくらの故郷なんだ!」1993年夏―対戦格闘ゲーム「バーチャファイター」が巻き起こしたムーブメントをプレイヤーたちの姿を通して描く、早すぎた「ゲーム・ノンフィクション」として支持される幻の傑作。書き下ろし『3番目のE』を含む待望の新装リマスター版、ついに刊行。
目次
第1章 ぼくらはそろそろ未来を信じてみてもいいのかもしれない
インタビュー 新宿ジャッキー
第2章 かよわくしなった細い茎と
インタビュー 池袋サラ
第3章 ことばならざることばたち
インタビュー ブンブン丸、柏ジェフリー
第4章 それは限りなく真実のちかくに
3番目のE
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nas
5
2000年版。格ゲーをやらないしアーケードもメタスラくらいだったので当時の東京のバーチャの熱の様なものを読めて面白かった。90年代のゲーセンのイメージってこういうのだよなっていう。しかしやっぱ基本的に東京勢が強いオフライン時代に比べると今はやっぱめちゃくちゃ豊かになってよかった。観戦だって配信で見れるし2023/11/02
コウみん
1
今年5月に亡くなった大塚ギチのノンフィクション。 実は小田切先生が編集した本だ。 90年代の格闘ゲームブームによるゲーマーたちの話とインタビューが載せてある。 ずっと読みながら考えたことがあったが、先生の著書の「誰もが表現できるクリエイターたち」とちょっと似ている。2019/07/05
ヤス
1
バーチャファイターに人生を変えられた男達の物語。カッコよかった。
pochi
0
2000年 5月7日
ともひろかただ
0
実際には2020年刊の『トウキョウヘッド・完結編』を読んだ。1995年刊の『バーチャファイター』ブームを主題にしたノンフィクションの補筆再刊版(原本は中古1.5万円)。新宿ジャッキー、池袋サラ、ブンブン丸……『バーチャ』の“鉄人”たちを中心に当時の熱狂を振り返る。文章はブーム当時の熱気を中に籠めつつ、90年代の臭さもありつつ。池袋サラが本職プログラマで『ワンダープロジェクトJ』に携わってたというのは驚き。『バーチャ』にハマりすぎてクビになったの大爆笑。“eスポーツ”前夜、ゲームに本気だった大人たちの青春。2022/10/02