内容説明
ひとくちにデザインといっても、現実のデザイン世界はグラフィック・デザイン、ファッション・デザイン、インダストリアル・デザインなど、内容に応じて線引きされている。本書では、これら複雑多岐なデザインに共通する本質を、「生活に必要な道具や仕組みを創造する総合的な計画や設計」ととらえ、解説している。
目次
アフォーダンス―自然な行為を誘発するデザイン
豊かさのゆくえ―モノのデザインからコトのデザインへ
食のデザイン
イメージはデザインの原動力
発想について考える―“オヤジくさい”から“小綺麗”まで
「かわいい」や「愛着」をデザインする
「定番」のデザインを考える
血統をデザインする
目にみえない部分のデザイン―ハイテク道具は二つの世界を持つ
手続きをデザインする―意思決定のプロセスを考える
人間心理のツボをつくデザイン
「気配」のデザイン
ファスト・デザインとスロー・デザイン
著者等紹介
武正秀治[タケマサヒデジ]
1957年東京生まれ。プロダクトデザイナー。多摩美術大学造形表現学部デザイン学科助教授。1980年多摩美術大学卒業、同年よりNECにて、ファクシミリ、各種コンピュータ等の製品デザインに従事。機械工業デザイン賞、グッドデザイン賞などの製品デザイン賞をはじめ、83年第一回国際デザインコンペティション・国際デザイン交流協会会長賞、89年第四回国際デザインコンペティション・大阪府知事賞など受賞歴多数。93年同社退社。同年多摩美術大学専任講師、96年より現職。グッドデザイン賞審査員(1998‐2000年)、ジュエリーデザインコンクール審査員(98年‐)をはじめ、デザイン講座「食のデザイン」(世田谷文化生活情報センター、2000年‐)などプロダクトデザインを基軸に幅広くデザイン活動を展開中
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感想・レビュー
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