内容説明
モダンアートの基礎知識から現代アートの最先端へ。基本・応用・最新動向まで一冊でマスター。最重要キーワードは40のテーマ毎に分類、巻末にキーワード&人名索引が付く。
目次
準備体操編 モダンアートから現代アートへの入門講座
本編 キーワード超・整理術(アクション・ペインティング;抽象表現主義;戦後具象;アール・ブリュット;インターメディア・アート;反芸術;フルクサス;ポップ・アート;オプ・アート&フォト・リアリズム;ミニマリズム/ポスト・ミニマリズム ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部義彦
17
美術出版社刊、美術手帖08年4月号の現代アート事典を元に改定を加えて書籍化したものです。専門だけに、コンパクトにしかも読みやすくテーマや術語、年代、国籍等に拘って編集されてます。YBA(Young British Artists)は初めて知る言葉でパンクロックとも親しくデミアン・ハーストをしかと心に刻みました。もっと知りたい人への関連書籍の紹介も抜かりないし、コラムでの重要作家7人(デュシャン、岡本太郎、ウォーホル、草間彌生、ヨーゼフ・ボイス、デミアン・ハースト、村上隆)も適切。座右の書としたいです。2023/06/17
Koki Miyachi
7
美術手帖編。モダンからコンテンポラリーまでの現代美術用語集。パラパラ全貌をぼんやり把握するのによい。混沌として新しい表現が次々表れる現代美術の世界をカテゴライズすること自体少々無理があるが、理解の切り口となりうるこの手の本がもう少し出て来てくれるとうれしい。2015/02/12
かみしの
7
現代アートの概説的事典。僕の中ではキュビズムとデュシャンと会田誠がバラバラに並んでいたので、現代アートの流れを整理するのに役立った。それぞれの章の単語がどうやって選択されたのかはよくわからないが、きっとよく使われる語なのだろう。展覧会や美術館で見知らぬ言葉に出会ったら、またこの辞書に戻ってこよう。現代アートは自分で考えながら鑑賞しなければいけないから大変だけど、その分面白い。最近は田中功起の映像作品がマイブーム。2013/10/24
Ernest
4
現代美術ファンがおすすめしてくれた本。現代美術で抑えたい人と主要な作品を写真付きで簡単に説明してくれるので、概要をざっくり知りたい人にお薦めできる。この本のお陰で、そのファンと前よりも話ができるようになった。大学の時の先生は現代美術に否定的な人が多かったのだけれど、もっと勉強してみたいと思うきっかけになった。好きになれなかった村上隆にも少し興味が湧く程に。2021/12/12
おっくん
4
「すべてのドアは入り口である」を読んでいて、現代アートの知識の無さを改めて認識したので、図書館で捜してみた。1940年代のモダンアートから現代まで、さらっと網羅されているので、理解の入門書に良い。でも、1940年代なんて、現代ではなくなって来ました。Σ( ̄。 ̄ノ)ノ2015/03/20