内容説明
近代から現代まで、世界と日本のデザインの流れをコンパクトにまとめたデザイナー、学生必備の入門書。図版389点、デザインの流れが一目でわかる年表・参考文献付き。
目次
1章 デザイン史を理解するために(デザイン史と美術史;近代デザインの兆し)
2章 近代デザインの鼓動(イギリスの伝統と革新;アール・ヌーヴォーの世界;ウィーンの風土;市民社会のグラフィック・デザイン)
3章 デザインの実験と総合(芸術と産業;バウハウス―芸術と技術の統一;都市感覚とデザイン;オランダの近代運動;ロシアのユートピア;近代の視覚的イメージ)
4章 アメリカのインダストリアル・デザイン(インダストリアル・デザインの背景;ビジネスとしてのインダストリアル・デザイン;ヨーロッパの影響を受けて)
5章 現代のデザイン(ヨーロッパの現代デザイン;アメリカの現代デザイン;日本の現代デザイン)
附章 現代デザインの諸相(中欧の復活―近代(モデルネ)の検証と21世紀への問い
印刷文字生成技術に合わせたデザイナーの作業の変遷)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
k5
19
よいものをよいと気づけないとき、人はChildishに見えてしまうと思うのですが、それはセンスの問題ではなくてリテラシーの有無なのかな、と最近思うわけです。とくに有職故実というか、ものごとの歴史は知っておく必要があるなあ、と。。。そんなわけで読んでみたこの本。薄ぼんやりと聞いたことがある程度の内容を整理して見せてくれるので大変ありがたいです。ドイツや中東欧の例が多いのも感性的に近かったのかも。増補とありますが、「現代の諸相」が完全に95年の初版のままなのは笑いますが。2020/02/23
トマト
2
18世紀後半から現代まで、デザインにの流れを大まかに追っています。図版も記述されているすべてを網羅している訳ではないです。こちらで教科書的に概要をつかんで、より詳しく学びたければ、専門書などを参考にする感じが良いかと思います。各国の大まかなデザイン史や、バウハウスの理念などについて知ることができて良かったです。2018/06/24
ふるかわ
1
最後の話題が書体なところが良い2024/02/06
彩色
1
近代デザインの話。面白かった。色んな思想の元、デザインが成されていって、今に至るんだな。2018/10/19
ふじおか
1
ウィリアム・モリスから近代までの大まかなデザイン運動を把握した。 ワード単位で記憶したので各ムーブメントの特徴までは覚えきれなかった。2013/06/19
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