内容説明
古代から21世紀の現在までの西洋建築の流れを、様式を中心にコンパクトにまとめ、建築関係者はもとより、美術愛好者・海外旅行者の手引きとして、学生の参考書として、カラー図版を多用、ビジュアルでかつわかりやすく解説。図版340点、参考文献を付す。
目次
古代オリエント・エジプト建築
古代ギリシア建築
古代ローマ建築
初期中世建築
ロマネスク建築
ゴシック建築
ルネサンス建築
バロック建築
18世紀の建築
19世紀の建築
20世紀の建築
21世紀の建築
著者等紹介
熊倉洋介[クマクラヨウスケ]
東京工業大学大学院連携准教授。1962東京生。東京都立大学大学院博士課程修了
末永航[スエナガコウ]
広島女学院大学教授。1955神戸生。学習院大学大学院博士後期課程中退
羽生修二[ハニュウシュウジ]
東海大学教授。1948東京生。東京都立大学大学院博士課程修了
星和彦[ホシカズヒコ]
前橋工科大学大学院教授。1951東京生。東京都立大学大学院博士課程修了
堀内正昭[ホリウチマサアキ]
昭和女子大学大学院教授。1954和歌山生。東京都立大学大学院博士課程修了
渡辺道治[ワタナベミチハル]
東海大学教授。1956年熊本生。東京都立大学大学院博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こぽぞう☆
17
図版多数。一部を除いて内装が載せられていないのは残念。ル・コルビュジエの作品もふたつ載っている。2016/12/05
shomma
9
前半はほとんどヨーロッパの宮殿建築や教会建築の話。これまで旅行にいった際に教会建築を見て感動し、思い入れが強かったのだが、時代や様式の区分は漠然と自分の好き嫌いがあるだけだった。これを読んで自分が好きだったのはゴシック様式の建築で、逆にルネサンス建築にはあまり惹かれないことなどがわかった。いったことのないフランス・イタリアにはとても行きたくなった。。。2017/02/24
chang_ume
3
改めて「様式」を、近代建築の後景として理解したい。近代=18世紀以降の建築史を重点的に。新古典主義、ゴシック・リヴァイヴァル、ネオ・ルネサンスなどの多元化した様式主義が、アール・ヌーヴォーを端緒としたモダンデザインによって〈超克〉される経緯(そしてインターナショナル・スタイルの結末)が要領よくまとめられています。さらにポストモダンについて大胆な系統化と整理整頓も本書の特徴でしょうか。2018/02/06
八
1
やっぱりゴシック様式の教会建築が一番美しい構造をしていると思います。2014/07/07
tnk
0
建築史学の授業の予習に。カラー写真つきで体系的に網羅しており、ページ数も妥当。この手の本で今ある選択肢の中ではベストなのでは。2014/12/21