内容説明
重ね塗りした各色が透けて見える独特の素材、緻密にして繊細な絵画表現に最もふさわしい技法を導き柔らかでみずみずしい表現を可能とするのが水彩画の魅力である。油絵や他の技法では到底表わせ得ない透明で澄んだ美しい絵画表現をもたらす水彩画は油絵による西洋絵画史とは別の、もうひとつの美術史を開示する。
目次
1 中世ならびにイタリア・ルネサンスからバロックまでの水彩画
2 デューラーの時代の水彩画
3 17世紀ヨーロッパの水彩画
4 18世紀の水彩画
5 イギリス18世紀の水彩画
6 イギリス19世紀の水彩画
7 19世紀前半の水彩画
8 19世紀後半の水彩画
9 20世紀前半の水彩画
10 20世紀後半の水彩画
著者等紹介
橋秀文[ハシヒデブミ]
神奈川県立近代美術館主任学芸員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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