- ホーム
- > 和書
- > 芸術
- > 絵画・作品集
- > 絵画・作品集(西洋)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
118
表紙の裸の二人は地獄での亡者の二人。それを呆然と見るダンテが左側。そして奥には悪魔。実は、内容を読むまで悪魔には気付かなった。意識すれば描かれている悪魔に目がいくようになる。日本のアニメなど悪魔は美しく描かれることもあるが、欧州の絵画ではグロテスクなものだと認識した。聖人などに化けていても必ず醜い己の一部を晒している。怖かったのは、死後の審判において人間の魂を天使と悪魔が取り合いするしている場面たち。そしてゴヤが聴力を失ってから晩年までに描いていった悪魔的な絵画たち。サテュルヌスなど正視できず…。2016/06/05
KAZOO
87
これだけの絵をコンパクトな本にまとめられたことはうれしい限りです。悪魔に関する美術作品をカラフルな写真とともに社会背景やほかの文学作品との絡みで説明されていてわかりやすく読めました。それぞれ興味がある絵などがあったら大きな画集などで再確認したり機会があれば本物を見たいと思います。2022/10/05
千尋
6
主に西洋画で、悪魔が登場している絵をユーモラスに紹介してくれる本。聖書の時代から悪魔はとても魅力的な絵画題材だったんだな。絵画にまつわる様々な他の分野のことも紹介してくれる。前に一度挫折したゲーテのファウストと、ダンテの神曲にもう一度挑戦したくなりました。2014/04/26
P-man
3
全編カラーが嬉しい悪魔が描かれた美術についての解説本。時に醜悪、時にユーモラスな悪魔は画家たちのイマジネーションの見せ所だ。ゴヤについても1コーナー設けていて、「ゴヤは悪の原因を悪魔に求めなかった画家である」は膝を打つ名言。『黒い絵』で人間性を放棄した人間を悪魔もなしに描いたのはゴヤが初めてじゃないだろうか。カトリックとプロテスタントが互いを悪魔と罵る絵の品位の無さには笑った。2015/06/23
NyanNyanShinji
2
悪魔に関する図と、人間はいかに悪魔というものを創造し畏怖したかを書いた本文との比率はほぼ半々。数年前に古本市で見つけて、数ページ読んで止まってたけど、読み応えのある本文とその記述と不即不離に添えられた図は、読書力が少しは付いてきた為か面白く読めた。悪魔の絵は有名なボッスやブリューゲルのみならず、無名の画家やロマネスク建築の柱頭、宗教書の傍に描かれた小さな装丁にまで及ぶ。中々の読み応え・見応えある本だった。2023/09/02




