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内容説明
名画も年をとれば病気になる。絵を蘇らせてきた名医が語る修復の現場。
目次
第1章 さまざまな「病気」にかかった、名画の修復(ゴッホ『ひまわり』の修復;異なる運命をたどったふたつのピカソ;修復家への道のり;多忙な日々の始まり)
第2章 世界でいちばん絵にやさしい修復を目指して(自分らしい修復とは?地中美術館のモネ;現代アート、セル画、多彩な表現に挑む;かつてない修復方法に挑んだ、山下清の貼り絵;修復を通して感じた日本の美術館の問題 ほか)
第3章 未来へ託す「タイムカプセル」をつくりたい(ベトナム絹絵修復プロジェクト;福島で発見された絵をめぐって)
著者等紹介
岩井希久子[イワイキクコ]
絵画修復家。有限会社IWAI ART保存修復研究所代表取締役。1955年熊本生まれ。74年絵画保存研究所で修復の仕事と出会う。80年に渡英し、ナショナル・マリタイム・ミュージアムで修復技術を学び、84年に帰国。以後、フリーランスとして、画の修復を手がけるほか、現代アートやセル画など多様な表現の修復にも挑む。89年有限会社岩井絵画修復(現、有限会社IWAI ART保存修復研究所)を設立。93年小山敬三美術振興財団海外研修を受賞し渡米。98年からロンドン、テート・ギャラリー(現テート)に研究を持ち込み、絵画をエイジングさせない「低酸素密閉」という保存方法を開発。2012年度佐倉市民栄誉賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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