内容説明
素描の魅力は何だろう。黒一色の曲がりくねった緩急自在な線、影と光のコントラスト、虚飾の無いプリミティブな力強い表現力、その上、素描画には失敗作も成功作もないことだ。―「ギュウチャンの素描画講義」より。まさに圧巻怒涛。伝説の前衛芸術家、大爆発!篠原有司男ドローイング集。
著者等紹介
篠原有司男[シノハラウシオ]
1932年、東京の麹町に生まれ、東京芸術大学に入学。1957年、林武教授のアドバイスにより退学。以後、自由出品制の「読売アンダパンダン展」(東京都美術館、東京)に連続出品。1958年、来日したフランスの新芸術運動「アンフォルメル」の推進者ミッシェル・タピエ氏が強いショックを受け、それまで全く無名だった新人、工藤哲己をはじめ十数人を紙上で絶賛。1968年、それまでの活動歴をドキュメント風に描写し本人のアクションイラスト写真を豊富に取り入れた著書『前衛の道』を美術出版社より出版。1982年、ジャパン・ハウス・ギャラリーの館長ランド・カスティールの企画する大個展を同ギャラリーで開く。1998年、ポール・シュメール企画「アクション行為がアートになるとき1949‐1979」展にボクシング・ペインティングのビデオテープで参加。ロサンゼルス現代美術館、ウィーン現代美術館(MAK)、バルセロナ現代美術館、東京都現代美術館(東京)を巡回。ウィーンと東京では、ボクシングペインティングを公開制作した。2005年、日本国際博覧会(愛知万博)のメイン会場で能・狂言とコラボレーション。立体古着・リサイクル彫刻「老松」を能舞台に置き、横幅18メートルのボクシング・ペインティングの公開制作で、藤田六郎兵衛氏の笛と共演した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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