表現のあとから自己はつくられる

表現のあとから自己はつくられる

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 285p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784568201178
  • NDC分類 704

内容説明

中村英樹美術評論集。表現主体の原理的成り立ちを解明し、1980年代アート・シーンの動向を分析して、〈近代〉を超える価値観の創出を促す。

目次

第1章 視点(「しるし」が解き明かす歴史の姿;手わざの跡の再発見―ドゥローイングを考える;生きた植物を素材にする場合―現代思潮からの裏付け;対宇宙的な挑戦のメカニズムへ―アリス・エイコックの仕掛け;“渡り職人”房総を行く―出会いに仕組むかごのリゾーム形態;もうひとつのコンテキスト―「戯れなる表面」展に見る脱近代;永遠/完全との訣別―「20世紀彫刻の展望ロダンからクリストまで」展;日本近代思想の一断面“日本画”;作為とイメージの「否定の否定」;新しい作り手像を探る)
第2章 動向(出来事のカタチと「見られる自分」―現代思想史上の斎藤義重;“カオスの中に足を踏み入れる”―斎藤義重の80年代;80年代美術の一方向―第6回インド・トリエンナーレ1986に向けて;“人為をこえる人間の渦”―日本=欧米関係という精神的文脈の外に立って;文化的混血性のエネルギー―第3回アジア・アート・ビエンナーレ・バングラデシュ1986のために;井の中のアジア/井の中の日本―バングラデシュで思ったこと;“粘りのある水”―葛飾北斎と遠藤利克に見る非西欧近代の能動的な作り手像)
第3章 核心―「近代の終焉」を超えるために

最近チェックした商品