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内容説明
ピカソ、マティス、ゴッホ、セザンヌ。なぜ「いい絵」と言われるの?絵画の見方が、かわる、わかる。
著者等紹介
MAYA MAXX[MAYA MAXX]
画家。1961年、愛媛県生まれ。1993年、初の個展「COMING AND GOING」を行い、MAYA MAXXとしての活動をスタート。1999年、2001年にラフォーレミュージアム原宿(東京)、2003年にはN.Y.でも個展を開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やっさん
11
読友が貸してくれた本。タイトルの意味はよく分からんがとにかくすごい自信だ。MAYA MAXX氏が好きだというマティスの「金魚」はあまりピンとこないけど、画家の目を通した名画評がとても面白かった。ゴーギャンが一番手前の鳥をあえて抜いて描いているとか。形を詳細に描いていくことが行きつく先ではないとか。そうなると抽象画に行っちゃうんだよね…(行けないけど)プーシキン美術館に行ってみたくなりますな。日本はピンク、西欧はグレー、ロシアは茶色が混ざっているなんて感性も面白い。「絵の国」の住民になれたとかね。2015/05/08
ゆるり
7
タイトルが字体ごといい。ふるえるほど好きな感覚がふるえるほど好き。その感じを味わうために、本を読み、絵画を観に行き、ライヴへ出かける。 ボナールのノルマンディーの夏についたコメントが素敵。「まるで描いているものがだんだん遠くにいってしまうような、フィルターが何枚もかかっていくような、これそのものがメルティングしていくような。ボナールの絵は、光に溶けていこうとしている。なにもかもが溶ける寸前。」とける寸前は一番きれい。2015/05/08
アコ
7
堅苦しさゼロの名画紹介本。文体も軽く専門用語もない。わからない絵には素直にわからないと言う。とにかく絵が大好きな著者がその魅力を話したくてたまらない!という純朴さを感じる。昔からロシア好きなのでロシア美術・建築の項目がメインなのもうれしい。ロシア芸術ってみっちり詰め込み、なんだね。たしかにイコンもマトリョーシカもひと筆ひと筆みっちり。建築も窓縁まで装飾がみっちり。余白を与えずどんどん足していくその様は引き算を美とする日本の芸術とは対極かも。画家の感性っておもしろいなー!という目線・表現も魅力的。2015/04/08
chinayo
6
2005年に出版された本。ロシアの美術館に画家である筆者が訪れるという内容。2024年現在と状況が全く違ってしまったが、ロシアにもいい美術館が沢山あるんだなと感じた。2024/04/10
やぎ
6
古本屋でタイトルが気になって手にとった本。絵のことは何もわからないので、ぱっと見て素直にいいと思えないものもあるけど、解説が感覚的でわかりやすくて良かった。見方を知ると絵がちょっと好きになって、画家のことも身近に感じられた。個人的にはルソーの絵をもっと見てみたい。2013/08/29