出版社内容情報
小さな子どもたちだって、不安なこと、心配なこと、こわいことは、たくさんあります。そんなとき、一度深呼吸をしてみましょう。心の中は真っ暗じゃない、きっとどこかに光が見えるはず。はじめは、それでじゅうぶん。小さな光があれば、道をてらすにはじゅうぶん……と語りかける絵本です。暗かったページが、ラストに近づくほどに豊かな色彩で満たされていきます。カナダの至宝と言われるイザベル・アルスノーが描く希望の物語です。
内容説明
ふあんやしんぱいでいっぱいのときはおおきくしんこきゅうしてこのことばをおもいだして。ひとつのちいさなひかりではそらのぜんぶをてらせないけどはじめはそれでじゅうぶん。―こころのなかにあるちいさなひかりがきっとあなたのすすむみちをてらしてくれる!
著者等紹介
イェイ,キャット[イェイ,キャット] [Yeh,Kat]
アメリカ在住の作家。絵本のほか、児童向けの読み物も執筆し、高い評価を受けている
アルスノー,イザベル[アルスノー,イザベル] [Arsenault,Isabelle]
カナダ出身の画家、絵本作家。『きょうは、おおかみ』(きじとら出版)でカナダ総督文学賞を受賞。『アンナとわたりどり』『ジェーンとキツネとわたし』(ともに西村書店)でニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞を受賞
まつかわまゆみ[マツカワマユミ]
翻訳家。英米の絵本、物語の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MI
65
不安やつらくなった時、あなたの心には小さなヒカリがある。だんだんそのヒカリが空を照らすように大きくなるからとてもいい絵本。温かい気持ちになった。2025/05/17
anne@灯れ松明の火
19
新着棚で。かわいらしい表紙に惹かれて。不安や心配でいっぱいになった時、深呼吸をすれば、小さな光が見える。小さくも、初めは十分。子どもに呼びかけているけれど、大人にも通じるはず。初めは、黒い影が占めているけれど、少しずつ少しずつ、淡く、優しい色合いが増えていく。子どもたちの表情も柔らかくなっていく。寂しい時、不安な時、そっと開いてみたい作品。2025/05/17