内容説明
あるよる。ゆきがしんしんとふるもりで、クマとオオカミがであいます。「いっしょにさんぽしない?」クマがききました。「いいよ」オオカミがこたえます。―ふだんはけっして近づくことのないクマとオオカミが、自然のなかで宝物のような時間を過ごし、おたがいを近くに感じる奇跡を美しく描きます。
著者等紹介
サルミエリ,ダニエル[サルミエリ,ダニエル] [Salmieri,Daniel]
アメリカのイラストレーター、絵本作家。ニューヨーク出身。『クマとオオカミ』Bear and Wolfで初めて絵と文章の両方を手がけた
やまぐちふみお[ヤマグチフミオ]
翻訳家。英米の絵本や物語の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yomineko@ヴィタリにゃん
49
雪の森で出会った熊と狼。毛皮繋がりで!!!寒くないね(#^.^#)2024/06/08
ヒラP@ehon.gohon
30
大自然の雪の中で出会ったクマとオオカミの不思議な散歩でした。 壮大な自然の中ではちっぽけな二人ですが、次第に仲良くなっていくさまが、淡々と俯瞰的に描かれています。 凍った湖の、氷上から見下ろした光景と、水中から二人を見上げる光景が印象的です。 春の日に再会した二人が、今度はどの様な風景を目にするのか、興味を持たせて絵本は終わりました。 クマは、本当は家族一緒に冬眠しないんだよという、注は日本での配慮でしょうか。ナイス・アシストです。2021/11/22
ツキノ
23
2021年3月発行。雪降る森で出会ったクマとオオカミ。いっしょに散歩をする。水底のさかなをいっしょに眺め、別れる。春の再会。色鉛筆画が美しい。カバー裏も綺麗。(E84)2021/03/26
しばこ
14
こういう出会いがあってもいい。絵本の世界だから。シンプルな絵から凍てつくような冬の空気感が伝わって、最後には春が訪れる。静かに。2021/06/05
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
雪降る夜、クマとオオカミは森の中で出会います。一緒にいることはありえない2匹が、一緒に散歩をします。言葉少なですが、いつもとは違う発見があり、そして別れの時間。また会おうと約束をして…。とても静かに時間を過ごせる絵本。宝物のような時間を過ごした彼らの奇跡の出会い。2021/04/17