内容説明
だいすきなおじいちゃんとふねででかけたシド。すばらしいしまでゆめのようなじかんをすごした。でも、かえるときがきて…―おじいちゃんとおとこのこのあたたかいものがたり。AOI世界イラスト賞(子どもの本部門)、セインズベリー(イギリス)の児童図書賞最優秀絵本。
著者等紹介
デイヴィス,ベンジー[デイヴィス,ベンジー] [Davies,Benji]
イギリスのイラストレーター、絵本作家。大学でアニメーションを学び、卒業後、CMのアニメーション監督等をつとめる
小川仁央[オガワヒトミ]
翻訳家。英米の絵本を中心に活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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momogaga
49
【大人こそ絵本を】かっこいいおじいちゃんです。老後は南の島で一生を送るのもいいですね。2016/03/17
たまきら
33
これって、ゆめのしまなのかなあ、それとも…?週末におじいちゃんのお葬式がある娘にはどう受け止められたんだろう。一人で黙って読んで静かに閉じてもとに丁寧に戻してた。2020/10/30
gtn
29
死別は避けられない。でも、未知の世界に導いてくれたこと、どんなことにもくじけない強さ、何より人生の楽しさ。そんな祖父の姿と知恵は孫の心の中に生き続ける。2022/01/29
ツキノ
17
カラフルな絵だけれど品がある。この大きさもいい。おじいちゃんと孫息子のシドのふしぎな旅立ち。屋根裏部屋から船に乗って島に行くというのだから。これまで必要だったおじいちゃんのつえがいらなくなり、ふたりで過ごし、おじいちゃんはここに残る、という。ひとりで戻ったシドにおじいちゃんから島での楽しそうな様子の絵手紙が届く。おとなはいろいろな深読みができると思うけれど、小さな子には「ふしぎなおもしろいおはなし」として届いてもいいのではないかと思う。イギリス、オーストラリアでのレビューが帯にあり。2016/04/03
遠い日
16
日常の地平からそのまま冒険の世界へと、するりとシフトしていく心地よさ。理由なんていらない。おじいちゃんは、冒険がしたかったんだ!孫のシドと。年老いても、こうしたいという夢のあるおじいちゃん、かっこいい。2016/04/06