世界の怪奇民話 〈５〉 スウェーデンの怪奇民話

清水 育男【訳】

評論社（1987/04発売）

• サイズ A5判／ページ数 166p／高さ 20cm
• 商品コード 9784566055544
• NDC分類 388.389

出版社内容情報

現代人の失った自由奔放な想像力と、恐怖への素朴な畏敬に満ちた、ファンタジックな怪奇民話の世界をお楽しみ下さい。1.トロルの話2.巨人の話3.水の精・森の精・妖精の話4.幽霊の話5.悪魔・魔女・魔法使いの話6.小人の話7.聖人の霊の話8.その他の話　　　小学校高学年～

内容説明

現代人の失った、自由奔放な想像力と恐怖への素朴な畏敬にみちた、ファンタジックな怪奇民話の世界を紹介。

目次

１　トロルの話
２　巨人の話
３　山の精・森の精・妖精の話
４　幽霊の話
５　悪魔・魔女・魔法使いの話
６　小人の話
７　聖人の話
８　その他の話

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[アカツキ]

イギリス民話よりものんびりしているというか大らかな空気感がある。印象に残ったのは、戦争で手柄を立てたい騎士は美しい娘に7年後に結婚しようという約束、7年後に戻ると別の男と結婚式を挙げようとしていた婚約者を殺して後悔する「エッペ・スカッメルソンの悲しき運命」。女性と男性の時間感覚の差が生んだ悲劇。私は娘の方に同情。若い女性にとっての7年は大きいよ。結婚したならまだしも婚約という宙ぶらりんな立場。村社会でやつれながら7年近く待ってくれたなら誠実な方では…。まぁ、約束の日に別の男と結婚するのはどうかとは思うが。

2023/11/16