目次
1 高校まで(誕生から小学校卒業まで;戦時下の国民学校 ほか)
2 大学進学から研究者の入り口まで(東大への進学;教育学部という選択 ほか)
3 大学・高等教育研究の時代を迎えて(大学史研究セミナーの発足と大学紛争以降;広島大学大学教育研究センターの発足 ほか)
4 大学と教育環境の激動のもとで(立教大学全学共通カリキュラムの編成;求められた覚悟 ほか)
5 大学教員として教育と向き合う(さまざまな学会を運営して―教育史学会、日本教育学会、大学教育学会;中央教育研究所のこと ほか)
著者等紹介
寺崎昌男[テラサキマサオ]
東京大学・立教大学・桜美林大学名誉教授。教育学博士。1932(昭和7)年福岡県出身。東大大学院を経て野間教育研究所を初め各校で勤務。東大では教育学部長、附属中高等学校校長、百年史編集委員会委員長を、立教大学では全学共通カリキュラム運営センター部長を、桜美林大学院では職員対象の大学アドミニストレーション専攻主任を勤める。学界では教育史学会、日本教育学会、大学教育学会の運営にあたり、日本学術会議第17・18期会員。教育史の枠を超えて大学史を専攻し、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひとまろ
2
大学沿革史コレクションとはなかなかおもしろい取り組み。企業沿革史にインスパイアされての派生。後に論文に役立てられる。収集は何かの役に立つ。2022/07/17
YH
0
高等教育研究のパイオニアとして新たな領域を切り開いた寺崎先生の自伝的本。高等教育研究の歴史=寺崎先生の歴史。1つの学問分野を開拓し確立した寺崎先生の業績に改めて尊敬の念を抱くと共に、先生から直接講義いただけたことがどれだけ光栄なことだったかを改めて噛み締めている ・私にとって立教大学文学部の就任期間は学生の存在そのものを尊重し学生が提起している問題に正面から逃げることなく答える、という姿勢を学ばされた期間だった。言いかえればあの五年間は、その後二三年間続く大学教師生活にとって無上の入門期であったp1022021/07/17