内容説明
研究者として、終始一貫「現職教育の重要性」を説き続けた稲垣忠彦。実践者として、類まれなる教育実践を展開し続けた牛山榮世。本書は、信濃教育界の研究史録であると同時に、希有の教育学者・教師における研究自伝の一部をなすものである。教育改革四部作、遂に完結。
目次
1 教師教育と教師の成長(研究所への研修員派遣停止を考える;教育研究所第六十期空白の記録;「信州教育」の歩みと信濃教育会教育研究所;信濃教育会教育研究所十年の歩み;牛山榮世さんと私;教師教育の実践から見えてくること;教育の窓を開く)
2 稲垣忠彦先生と信濃教育会教育研究所(現職教育のあり方を問い続けた稲垣忠彦所長と牛山榮世副所長;稲垣先生の「我楽多文庫」にかける願い;稲垣忠彦先生;学校づくりと信濃教育研究所;授業研究の現場にたって―稲垣忠彦先生から学んだこと;稲垣先生から学んだこと;教師の成長を支える授業研究の方法;稲垣教育学の中核に位置する教師教育論;専門職としての教師と医師 専門職養成としての教員養成と医師養成;教師教育学研究の原点)
著者等紹介
稲垣忠彦[イナガキタダヒコ]
1932年、広島県呉市に生まれる。東京大学教育学部卒。1962年、同大学院を修了。宮城教育大学助教授、東京大学教授、滋賀大学教授、帝京大学教授、信濃教育会教育研究所長、東京大学名誉教授を歴任。2011年8月没
牛山榮世[ウシヤマハルトシ]
1943年、長野県諏訪市に生まれる。信州大学教育学部卒。1969年岡山大学理学部大学院修士課程を修了。長野県内の小学校の教諭を経て、三本柳小教頭、下諏訪南小学校長、信州大学教育学部附属松本中学校副校長、信濃教育会教育研究所副所長。2011年12月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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