出版社内容情報
「祭三題」、「『大衆的インテリ』の未来像」、「現代日本の文化情況」、「文化創造への一つの発想ールウドスとしての国民文化の創造」、「日本知識層の思想動向」、「思想史研究への反省」、「職人かたぎ」、「鯖ずし」、「タゴール理解への一視点」、「国民文化創造の権利」ほか40篇。
内容説明
「人間の尊厳、人間の存在意義をつかみ実現していくことを、端的に考える仕事こそ文化の問題」だと考える著者は、豊で鋭い芸術的感性の人であった。「文化伝統というものが『型』のかたちをとって作品の制作者と享受者の双方をがんじがらめに金縛りに縛りあげている、その残忍なまで執拗なはたらきと重圧を、私はどうにかならないものか、と考えるのである。」そうした問題意識から国民文化の諸問題にとり組んだ論文集。
目次
新しい文化創造のために
現代文化の問題点
「文化」とは何か
文化創造への一つの発想―ルウドスとしての国民文化の創造
文化と政治について
国民文化創造への提言
国民文化会議会長辞任の弁
国民文化創造の権利
「大衆的インテリ」の未来像
「文化サークル」への提言〔ほか〕
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