出版社内容情報
現代の西欧精神の基本的特徴をなす個我意識と合理化意欲とが、すでにドイツ中世の社会と経済生活とに、あるかたちの下に露呈していることを積極的に論証しようとつとめた論文集。「クロスターノイブルグ修道院のグルントヘルシャフト」など七編収録。
目次
第1 フランク王国に於ける従者制度
第2 中世レーン法に於ける主人の誠実義務
第3 伝カール大王制料地令国訳嘗試
第4 カロリング時代のドイツグルントヘルシャフトに於ける土地交換
第5 ブリクセン司教聖堂(チロル)のグルントヘルシャフトに関する二三の経済史料
第6 十・十一世紀に於けるブリクセン司教聖堂(チロル)の土地・並に奴婢取得
第7 クロスターノイブルグ修道院のグルントヘルシャフト