てのり文庫
ぼくのヒ・ミ・ツ日記

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  • サイズ B40判/ページ数 342p/高さ 18X12cm
  • 商品コード 9784566022768
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8397

出版社内容情報

イギリスの中学生エイドリアン君の毎日は大忙し。両親は離婚寸前だし、ボランティアで面倒を見ているおじいさんは文句ばっかり。学校ではお金をまきあげられ、好きな女の子とはうまくいかない…。あぁ、どうして!?   小学校高学年~

内容説明

イギリスの中学生エイドリアン君の毎日は大いそがし。両親は離婚寸前だし、ボランティアでめんどう見ているおじいさんは文句ばっかり、学校ではお金をまきあげられ、好きな女の子とはうまくいかない…、ああ、どうして。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

125
13才の中学生の一年と三カ月間の日記。タイトルもそうだが、その年頃の子の言葉遣いとは思えず子供っぽく、全くしっくりこない。その間に父や母に起こった変化は、彼の生活や家庭生活の根本を揺らがすほどのもの。失業問題やフェミニズム、孤独な老人などの社会問題、それに思春期特有の問題が絡む。しかし、日本語訳で使われている言葉が幼稚で、彼の心理がわかりにくい気がして大変残念。13歳ならもっと大人っぽいかと。彼が日記を書いているのは、鉄の女がフォークランド戦争を始めた頃。今とは全然違うイギリスだ。2016/10/03

まふ

114
13歳3/4から15歳までの1年強、エイドリアン少年が欠かさず書いた日記、という体裁の成長記。善良だが飲酒癖のある父親、その夫に不満を持つ母が恋人を作り別居する。その経過をクールにじっくりと観察しつつ成長してゆくエイドリアン、恋人の同級生パンドラとの仲も時々危うくなったり、まさに成長期の微妙な時代を何とか乗り越えていく…。出だしは「幼すぎる」少年だったが、15歳になるとしっかりと自分を見つめる青年(?)になっていき、結構その気になって読んでしまった。なかなか読み応えのある作品だった。 G670/1000。2024/12/19

NAO

73
日本でも中流以下の家庭を描いた話はあるけれど、ここまで赤裸々というか自虐的というかハチャメチャに書いた作品はそうないのではないだろうか。イギリスには、今でも、かなりはっきりとした階級差がある。割を食うのは、いつも貧しい階級の人々だ。この話はフォークランド紛争の勃発で終わっているが、イギリスが一番大変な時代、エイドリアンのような家庭は少なくなかったに違いない。 2018/01/14

星落秋風五丈原

22
【ガーディアン必読1000冊】この邦題で本当によかったんだろうか。13歳3/4にして結構生々しいな。そして母親絶対浮気しているだろ!と思ったらやはりそうだった。2023/05/26

せ〜ちゃん

22
★★★★ ガーディアン誌必読小説1000。 んー・・・なんだろう? ちょっとした違和感は原文が読めたら解決するかな? でもなかなか面白い作品だった。2021/06/02

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