妖精物語について―ファンタジーの世界

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784566021112
  • NDC分類 909
  • Cコード C0098

出版社内容情報

人間のイマジネーションの最も純粋な開花…それが妖精の国の誕生である。ファンタジーの巨人トールキンが「妖精物語」の本質や起原、効用などを明らかにする。トールキンの詩『神話の創造』も収録。幻の名著が、新しい姿でここに甦る。   中学生~

内容説明

人間だけに許された「空想」「準創造」という行為。その結果、生み出される「妖精物語/ファンタジー」。これらの世界に踏み入ることを「逃避」とみなして軽蔑する人々に向けて、トールキンは説く。第一の現実世界から準創造された第二世界に入っていくことで、かえって新鮮な目で人間世界を見直し、その価値を再発見することができる―と。それが、文学における虚構性の意味を明らかにするとともに、近代文明批評につながる―と。傑作『指輪物語』を生み出した巨人が自ら説き明かす妖精物語/ファンタジーの本質と効用。

目次

妖精物語とは何か(妖精物語;起源;子どもたち;空想;回復、逃避、慰め;結び;付記)
ニグルの木の葉
神話の創造

著者等紹介

トールキン,J.R.R.[トールキン,J.R.R.][Tolkien,John Ronald Reuel]
1892~1973年。南アフリカのブルームフォンテンに生まれ、3歳のとき、イギリスのバーミンガムに移り住む。その年、南アフリカにとどまった父を亡くし、母も12歳のときに失う。苦学して、オックスフォード大学のエクセター・カレッジを卒業。第一次世界大戦に従軍後、リーズ大学教授を経て、1925年からオックスフォード大学教授。中世の英語学と文学を中心に講じた。代表作『指輪物語』は、あらゆるファンタジーの原点といわれている

猪熊葉子[イノクマヨウコ]
1928年、千葉市生まれ。聖心女子大学卒業、同大学大学院修了。児童文学専攻。1957年にオックスフォード大学に留学、トールキン教授の指導を受ける。帰国後、聖心女子大学、白百合女子大学大学院で児童文学を講じながら、執筆・翻訳活動に携わる。IBBY(国際児童図書評議会)副会長、JBBY(IBBYの日本支部)会長を歴任。現在、社会貢献支援財団会長
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shou

6
妖精物語とは何かファンタジーとは何か、その要素や効能をトールキン教授が語る本。やや知識のいる内容ながら、ファンタジーを理解したいなら必読の書。収録の短編「ニグルの木の葉」が彼のファンタジー論そのままのようで大変よかった。2017/07/11

apty

5
文学の可能性を熟知していたのは、ファンタジー作家なのではないのだろうか。確かにファンタジーは劇では再現できないだろう。それに妖精についても、幻想かもしれないし事実ではないかもしれないが、真実であるというのがよく分かる。ファンタジーの奥深さを、ニグルの木で再現してくれているのはよかった。面白かったです。2014/08/04

竹乃

4
妖精物語とは何か(妖精物語/起源/子どもたち/空想[ファンタジー]/回復、逃避、慰め/結び/付記)ーニグルの木の葉ー神話の創造2021/04/07

あかる

4
ファンタジー好きを名乗るなら一度は読んでおくべき(?)、トールキンのファンタジー観。C.S.ルイスをはじめとした、当時の空気や周囲の人との関係が垣間見えるのが面白い。このレトリックな文体は原文で読んだ方が面白いのだろうが、如何せん英語力がない私には、日本語でさえ理解できているか怪しい文章は荷が勝ちすぎる。収録されている『ニグルの木の葉』がこれまた良かった。トールキンの『指輪物語』『ホビット』以外の話を読んだのは初めてで、新鮮。2015/02/02

えこ

2
「ファンタジーについての普遍的なマニフェストというより、キリスト教の信仰を持ち、20世紀の世界から脱走したいと願い、かつ、言語を生んでその言語を存在せしめるための世界を創る営為に身を捧げた一人の人物の信仰箇条という気がする。」(https://twitter.com/machino_y/status/1170174004616761345?s=20 ) という方の感想がしっくりきました。一般的にはその部分がフューチャーされている様子がなくて残念ですが。2021/01/03

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