シルマリルの物語〈下〉 (新装版)

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シルマリルの物語〈下〉 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 80,1/高さ 20cm
  • 商品コード 9784566020665
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

唯一なる神“エル”の天地創造から傑作『指輪物語』の時代までを描く、トールキンの壮大な神話世界。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ビブリッサ

73
神代の世界の話。けれど描かれる感情は現代に通じている。永遠に生きられるなら、永遠に生きるだろうか。禅問答のような問いが心に浮かんだ。私は指輪物語が大好きなので、このシルマリルを読むのも2度目になる。確かに指輪大好きなのだが、私は瀬田先生の歌うような美しい日本語が、それ以上に好きなのかも知れないと最近思う(シルマリルは田中先生が訳されていて、原文を大事にするあまり、訳としては小さく纏まってしまったように思う)。2017/10/21

ワッピー

17
ヌメノールの没落と第三紀の指輪の歴史まで。美しい世界も、反抗分子によって禁令が破られ、どんどん変質していく様はまさに「鏡」を見ているよう。ボンバディルがフロドたちに語った「世界が湾曲する前のこと」の意味もようやく理解。二読程度では理解には程遠く、巻末の索引を見ても自分内で種族・言語・時代が整理できていないため、あわせて各世紀の【歴史地図】がほしい!聖なる白い木の光を宿した宝玉を巡る壮大な世界を創造した大トールキンに、そしてその手稿とメモを本の形にしてくれた三男クリストファー氏に感謝し、冥福を祈ります。2022/04/08

みけ

12
「指輪物語」世界創造から「ホビット」あたりまでの物語。この世界の黎明期には、穏やかな闇の時代が続いていた。元々暗闇や死は悪ではなく、恐れる必要も無かったのに、暗闇に悪を見出してからは暗闇を恐れる様になり、その恐怖心は冥王を信仰する事と同じだという所が印象的。冥王メルコオルは中盤以降地下から姿を見せず、間者を使いエルフや人間に、強欲や猜疑心を植え付け争いを引き起こした。アラゴンのご先祖様の物語や、エルフとドワーフの不仲の理由が分かる他、地球が丸い理由なども説明されており、まさに神話だなと思った。2018/12/19

mahiro

9
漸く第三紀指輪物語の時代が語られる。これを読むと指輪物語の色々な(?)が理解できる、デュネダイン達の流謫やサウロンの指から指輪が切り取られたいきさつイスタリ達、そしてホビット!殺伐とした中でホビット達の穏やかで変化を好まぬながらいざというときの力強さがとても大きなものだと感じる。しかし最後の黒門前の戦いなどを見ると古代の英雄達の力の凄さを改めて感じる、古代の戦いではバルログ達がわさわさいてスマウグの何倍も威力のある竜と対等に戦っていたのだから、巻末の索引や系図は良かった。2017/03/26

人間

7
半エルフのエルロスは人間になることを選び、人間のために用意された島ヌメノール国の初代の王となった。代替わりをするにつれすさんで行く人間(サウロンのせい)。こりゃダメだと唯一神エルは島を滅ぼす。生き残った唯一は、アマンディル一家。中つ国にわたり王国を建てる。最後の方で指輪物語の冒頭へ繋がる話がでてくる。それとなぜサウロンが指輪を作ることができたのかというと、エルフと一時協力関係(偽りの)にあり、作らせたから。2023/08/27

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