内容説明
この本に入っているお話は、アンデルセン童話のけっさく中のけっさくばかりです。よく知られているお話もありますが、ほかの本ではなかなかお目にかかれない風変わりなもの、今まで読んだこともないような種類のものもあります。どのお話も、一度読めば、きっと生涯わすれない、かがやく贈りものになることでしょう。
著者等紹介
ルイス,ナオミ[ルイス,ナオミ][Lewis,Naomi]
イギリスの作家、詩人。すぐれた児童文学評論家としても知られている。アラビアン・ナイト、イソップ寓話、グリム童話、アンデルセン童話などの編著者としても活躍し、とくにアンデルセン研究については第一人者。長年の児童文学への貢献が認められ、エリナ・ファージョン賞を受賞している
クラーク,エマ・チチェスター[クラーク,エマチチェスター][Clark,Emma Chichester]
チェルシー美術学校と王立美術大学で学び、最初の絵本『Listen to This!』でマザー・グース賞を受賞。ロアルド・ダール、アン・ファイン、マーガレット・マーヒーなどの本にイラストを描き、世界的な名声を得ている
せなあいこ[セナアイコ]
東京生まれ。同志社大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おはなし会 芽ぶっく
10
4年生ブックトーク授業【冬休みにおすすめの本】面白そう、と思ってもらえるような短めの本を選書。宿題にはしませんが、「面白かったところ、クライマックス」を読み終えたら考えてね、と紹介しました。アンデルセン童話が9編。マッチ売りの少女はみんな知ってましたが他は知らず、私自身も表題を含めて初めて知ったおはなしが多かったです。 『 しあわせな家族 / 羊飼いのむすめと、えんとつそうじの若者 / おひめさまと豆つぶ / ブタの貯金箱 / マッチ売りの少女 / 妖精が丘 / イーダちゃんの花 →2021/12/15
てつろう
5
アンデルセンのミュージカルの公演為に 忘れかけていた物語を読んでみた2015/06/25
mayuri(Toli)
1
アンデルセン研究の第一人者で詩人のナオミ・ルイスの再話によるアンデルセン童話で、詩人ならではの美しい言葉で紡がれる物語たちがとても魅力的な一冊。アンデルセン童話の受容史にも一役買っている様です。 お話も、登場人物(特に女の子)が過酷な目に遭うお話が多いなと思ったが、そこに本人にとっては救いであるような出来事が結末として用意されている。それは天才と言われ知らないものはないと言われるが挫折に満ちた生涯を送ったアンデルセンの一種の願いなのだろうか。とても印象的な物語たちでした。2023/07/28
水色さくら
0
○/「ジャンプきょうそう」がシュール(笑)。「しあわせな家族」の閉じきった感が好き。あんまりアンデルセンっぽくない話だなと思った。2013/06/14
2020neko
0
☆☆☆☆★4/近図。4月の作家(アンデルセン)。中学年~。「しあわせな家族」「羊飼いのむすめと、えんとつそうじの若者」「おひめさまと豆つぶ」「ブタのちょきん箱」「マッチ売りの少女」「妖精が丘」「イーダちゃんの花」「ジャンプきょうそう」「ナイチンゲール」9編所収2009/04/12