出版社内容情報
恐ろしい魔の妖精族「シー」に囚われた父を救うために、少年ファーガスは愛犬コルムとともに、謎と危険にみちた魔の山へむかう…。スコットランドに実在する山を舞台に、父と子の絆を描く冒険ファンタジー。厚生省中央児童福祉審議会特別推薦 小学校高学年～
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HISA
3
☆☆☆マカリスターとペギー・アンのお互いを思う気持ち、大地と一体になって生きる姿がいい。2021/10/10
メイロング
2
ひげと彫りの深い顔の表紙のせいで、中年過ぎる印象が。ラストだとちょうどいいんだけど。全体的に昔話みたい。でも意志を貫くマカリスターとファーガスのかっこよさに惹かれて読んじゃう。「わたしの方からお前がだれであるのか尋ねる必要はない」ああ、ここの台詞だけで元が取れる。2014/08/13
のん＠絵本童話専門
1
悪い妖精シーを怒らせ、生贄となるべく働かされている父を救う話。どんなことがあっても決して父の手を離してはならないと言われ、襲いかかる苦しい幻覚。占い女の重要性。ケルト語のこともちらり、スコットランドの古代からの信仰が表れているようだ。途中重要なところに、大きいがのろい付きのパン、小さいが祝福付きのパンのどちらを選ぶ？という質問は、よく昔話にも出てくる問いかけ。伝承を元にしていて、堅苦しいが長編昔話のような面白さがある。中学〜2025/06/02
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