出版社内容情報
ゴムラスの月の宵、古い魔法の力が一番強くなるというー。コリンズとスーザンの兄妹が、魔法使いやイボ小人たちと力を合わせ、悪と戦う冒険物語。古いケルト文学に題材を求めたファンタジー 小学校高学年~
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Norico
13
ブリジンガメンの続きのお話。前作で魔法の腕輪をもらってしまったスーザンが悪い魔法使いに狙われて。好きな要素満載だし、面白いんだけど、どっぷりとひたるまではいけないのは、地形とか悪い妖怪的なやつらの姿がイメージできないせいなのかなぁ。2018/12/22
林田力
12
ケルト文学を題材としたファンタジー小説。2021/08/03
ヴェルナーの日記
1
「ブリジンガメンの魔法の宝石」の続編となる。本作と前作の背景(バックボーン)となるファンタジー世界は、あとがきににも示されているようにイギリスのウェールズ地方の民間伝承によるものだと言う。この2冊の表紙裏には物語に登場する地図が描かれており、読者に想像力をかきたて易くなっていて好感が持てる。両作品とも、突然のように物語が終わってしまい、中には消化不良な印象を持つ人いるかもしれない。しかし視座は、あくまで少年・少女であり、物語の謎が残っている方が、世界観に奥行きをもった好例の作品といえよう。2013/12/29