出版社内容情報
春から夏、秋、冬。鳥や虫、野の草や花、そしてバイク。美しく変化するイギリスの自然の中であそびくらした、かがやかしくもなつかしい、はるかな日々。Q.ブレイクの詩情あふれるカラー挿画を多数収めた、ダ-ルの少年時代。 小学校中学年~
内容説明
春から夏、秋、冬。美しく変化する自然のなかであそびくらした少年時代。鳥や虫、野の草や花、そしてバイクとともにあった、なつかしくかがやかしい日々。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆのん
67
【児童書】ダールの少年時代のエッセイ。自然豊かな古き良きイギリスの田舎の風景が目に浮かぶ。動植物や昆虫、鳥などに精通している。特に共感したのはカッコウの話し。ダール同様、カッコウが大嫌いなのだが、その理由もこの本で詳しく書かれていた。また、自身の子供時代と比べて今の子供の生活を嘆いている箇所も所々ある。ダールの作品に見られる風刺的な辛辣さを伺えクスリと笑ってしまう。1262019/04/18
loanmeadime
16
月ごとの自然、動植物や行事と、ロアルド・ダールの思い出が子供を相手にする口調で語られます。托卵するカッコーを心底憎み、リンゴを摘みにおいで、と誘っても乗ってこない近頃の子供に疑問を呈し、初めての一人旅で旅費を使い果たしドーヴァー海峡を渡るフェリーで人の親切に触れた思い出が描かれます。500ccのバイクを乗り回す中学生。免許は問題ないのかな?遊びをせんとや生まれけむってやつですな。2023/01/21
魚京童!
15
やっぱり読んでる。わかってるよ。でも読みたい本から消すことができない。次から、どの辺から選んだかを記録しておかないとこういうのばっかりだ。同じ本なんて別に読む必要ないと思んだよね。一年中ワクワクしてないから、こういう本イライラするんだよね。ワクワクできてねーんだよ!って思う。この時期はこの時期でたぶん大変だったんだと思う。それでもワクワクしようとしていたんだと思う。それでいい。でも私はできていない。それを明らかにしてくるから苦手なんだよね。どうしろっていうんよ!コロナなんだよ。この世はコロナに支配されてい2020/03/07
魚京童!
14
「さあ、どうぞ。君へのプレゼントだ。私はもっとたくさん持っているんでね」2019/09/08
ジュースの素
3
あの児童書の大家であるロアルド・ダールの少年の頃の思い出が日記風に綴られている。美しい英国の田舎で育った彼の1月~12月までの鳥、草花、遊び、天気、虫たち、暮らしの周辺のすべてに夢中だった様子が本当に生き生きと語られる。周りのどんな物もキラキラして彼の好奇心を満たす。ブレイク氏の挿絵がまた素晴らしく、このまま額に入れたいほどだ。 日本の盛口満氏を思い出した。 ダールが70代になって過去を思い出しながら書いたものだ。大人にも子供にも絶対に読んで欲しい。2016/01/18