内容説明
くらくて、さむいまいにち。ちいさなチヌーは、お外であそべません。あるひ、パパとママがいいました。「おいで、チヌー。でかけるよ」どうぶつたちもいっしょに海へむかいます。そこで、みんなをまっていたものは―。
著者等紹介
プレイター,ジョン[プレイター,ジョン][Prater,John]
1947年イギリス生まれ。ポーツマスとブライトンで美術を学び、絵本作家になるまでは教職についていた。Baby Bearのシリーズで広く知られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Willie the Wildcat
17
正に、長~い冬。待ち遠しい春。生き物達との交流で春までの残り少ない冬の時間を愉しむ!?おとうさんセイウチにおんぶしてもらう。共生の実現性を感じさせるなぁ。絵は水彩画風で深い冬の中、温かみを感じる。特に、皆の眼が活き活きしている。朝日の絵が、無論ハイライト!春は待ち遠しい!って気持ちが伝わる。2013/09/28
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
白夜は知っていたが、その反対の極夜のおはなし。少年チヌーを通して、日本にはない不思議な気象を知ることができます。2023/04/24
Cinejazz
10
昼なお暗い<極夜>・・・北極圏では11月末からの約2カ月間、昼間でも薄明かりだったり、太陽が昇らないために暗い日々が続く・・・そんな冬の北極圏で、長い暗闇あとに太陽が昇ってくるのを待ちわびる、厳しい環境に耐えて生活する現地の家族と、シロクマ、オオカミ、セイウチなどの捕食動物たちが、こぞって<極夜>の明ける瞬間!!・・・大自然の驚異と恵みを讃える美麗で壮厳な絵本。2022/09/09
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
5
闇が深く長いほど、光の喜びが大きい。2022/03/20
あるちゃ
5
日本では、毎日あたりまえに空に上るおひさま。空におひさまがあることを心から嬉しく思い、空におひさまがのぼる様子に歓喜することが、一生のうちにどのくらいあるでしょうか。当たり前って、感謝を忘れちゃうことなんだな。2010/09/24