内容説明
女王へいかは、ウサギのスタンリーがお気にいり。あの手この手で、じぶんのおもちゃにしようとたくらむけれど…だれがなんといったって、スタンリーは、エミリー・ブラウンのウサギです。
著者等紹介
コーウェル,クレシッダ[コーウェル,クレシッダ][Cowell,Cressida]
オックスフォード大学で英文学を学んだほか、グラフィックデザインやイラストレーションの学士号・修士号も持つ多才な作家。まず、イラストレーターとして仕事を始めた。絵本や読み物など、たくさんの作品を世に送りだしている
レイトン,ニール[レイトン,ニール][Layton,Neal]
イギリスの絵本作家。いくつかの学校でイラストレーションを学び、セント・マーチンズ・カレッジ・オブ・アートで修士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kawai Hideki
50
「ウサギの絵本読みたい」に応えて。女の子とぬいぐるみのウサギの固い絆の物語。女の子とウサギが冒険に出ていると、お城から使者が来て、お姫様にウサギのぬいぐるみを引き渡せと言ってくる。毎度ウサギを引き渡す気はないと突っぱねていたが、ある夜、使者がウサギを盗み出してしまう。怒った女の子はお城に直談判に。そこで、横暴なお姫様は、あふれるオモチャに愛着が持てず「自分だけのオモチャ」に飢えていた事に気付く。そこで女の子はオモチャとの付き合い方を指南。大事にしてずっと一緒にいる事で、自分だけのオモチャになるんだよ、と。2017/01/29
宇宙猫
14
★★★★★ いきなりエイリアン見物から始まるシュールさ、なんともいえない楽しさだ。こういうのが好き。2023/03/23
遠い日
7
エミリー・ブラウンとうさぎのスタンリーのぶっ飛んだ冒険にくらくら。そこに度々現れるグロリアーナ3世陛下の陸、海、空の軍隊。スタンリーを陛下に差しあげろという脅しに、絶対屈しないエミリー・ブラウン。特殊突撃隊まで動員して姑息な方法でスタンリーを連れ出されても、直談判。大切なのは他人の持っているすばらしく見えるものを欲しがるのではなく、自分でかけがえのない関係性を築くこと。ようやく陛下もわかったようですね。2023/01/13
猿田彦
6
エミリー・ブラウンという女の子の大事なスタンリーと言う灰色うさぎを狙う者がいました。狙う者は宇宙旅行に行く前、砂漠を爆走中、海の中、ジャングル、どこにでも追いかけてきます。狙う者は女王に命令された軍隊、とうとう寝ている間に特殊部隊に持っていかれました。お城では過保護に扱われ過ぎてスタンレーの見る影も有りません。エミリーは女王に秘密の話をします。それをしっかり守った女王にとって金色のテディベアは特別なうさぎになりました。7歳の孫が学級文庫の本を私に読ませたいと紹介してくれたおかげで出会うことができました。2024/04/28
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
6
エミリーが持っているしたスタンリーという名前のうさぎ。なぜか女王様が欲しがり断ると、陸海空軍や特殊突撃隊まで出てくる始末。スタンリーは誘拐されてしまう…。2018/10/10