内容説明
海賊アミヒゲとその手下どもから、航海にさそわれた少年、ジェレミー・ジェイコブは、よろこびいさんで海賊船に乗りこんだ。お宝の箱や海賊音頭に、がなり声―一体だれが、ついてかないでいられる?すぐにジェレミー・ジェイコブは、海賊のすべてに、くわしくなった。テーブルごしに食べ物をぶん投げたり、思いっきりどなったり、ねる時間でも大笑いの、したいほうだい。「えんやこーら、はりたおせ!」人生さいこうの時だった。でも、ジェレミー・ジェイコブが、海賊のしないことを見つけた時に…。『だめよ!デイビッド』でおなじみのデイビッド・シャノンとメリンダ・ロングがお送りする、とびきり楽しい海賊のお話。「くそいまいましいぜ!」始まるよ。
著者等紹介
ロング,メリンダ[ロング,メリンダ][Long,Melinda]
アメリカの絵本作家、学校教師。ファーマン・ユニヴァーシティ卒業。現在、家族とともにサウス・カロライナのグリーンヴィル在住
シャノン,デイビッド[シャノン,デイビッド][Shannon,David]
アメリカの絵本作家。ワシントン州のスポーケンで育ち、イラストレーターとして「ニューヨーク・タイムズ」や「タイム」などでも活躍している。現在はロサンゼルスに在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nakanaka
70
息子たちが食いつくであろうことが簡単に予想できる絵本だったので借りてみましたが案の定なかなかの食いつきっぷりで読んでいました。デイビッド・シャノンの躍動感のある絵が印象的でした。彼の絵本は結構見かけますね。海賊稼業も楽じゃないよ、という点が随所に出ていて面白かったです。自由過ぎることが不便に感じたりすることもありますよねぇ。最後は尻すぼみ感があるような。2016/02/01
たまきら
30
腹筋がぱっきり割れたかっこいい海賊たち(少年ジャンプのあいつらとか、ロマンス小説の表紙とか)にいっつも違和感を覚えていた自分。これを見た瞬間に「あはは、これこれ!こっちでしょ!」冒頭がいきなり「海賊の歯はカスだらけ」!海賊になりたがる困った男子に。そして海賊にうっとり憧れる女子の目を覚ますためにぜひご利用いただきたい一冊です。しっかし色々臭ってきそうな本でした。こういう本大好きです!2017/01/27
メープル
18
男の子が好きそうな絵本でした。海賊になって自由でやりたい放題やっても怒られない。でも楽しいことだけではないよね。絵がみてるだけでワクワクしてきちゃいます。2022/08/05
り こ む ん
17
インパクトのある絵柄に惹かれて借りてみた。唐突で、勢いのある内容もおもしろい。ツッコミたいところだけど、絵本ってゆーことで、これはこれなのだな。2013/10/27
Cinejazz
15
〝ぼくが海岸で、砂の城つくりに打ち込んでいると、髑髏とぶっちがいの骨の旗を靡かせて、海賊船がやってきた。小型ボートから降りた海賊の頭は、わめいた「よう、ぼうず❢ ここはカリブか?」頭は、ぼくが掘った砂の穴を覗き込むと、手下に向かって「こいつは、穴掘り人だ。なかなか腕利きだ❢...わしらは、お前のような穴掘りが入り用だ。宝の箱を埋めなきゃなんないでな...わしらと一緒に来るんだ❢」…こうして、ぼくは、海賊になった・・・〟迫力ある絵とユーモアにあふれる、親子で愉しめる痛快エンタメ絵本 ❢2025/03/06