内容説明
ある夜、ボーがまじょのお話を読んでいると、とつぜんあかりが消え、あやしいかげが!…本といっしょに空にとびだし、ついたところは、おばけとしょかん。いったいここは、なんなの。
著者等紹介
メリング,デイヴィッド[メリング,デイヴィッド][Melling,David]
イギリス生まれ。彫刻家の父を持ち、おさないころから絵をかいたり、物をつくったりして遊んでいた。アート・スクールに通い、写真の勉強などもしたが、子どもの本のイラストをかくようすすめられたとき、これこそ自分のやりたかった仕事だ!と気づいたという。現在は、イラストのほか、自分でお話も書いている
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感想・レビュー
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ヴェネツィア
272
作者のデイヴィッド・メリングはイギリスのイラストレーター。ある夜、ベッドで本を読んでいた女の子、ボーのところにおばけたちがやって来た。ボーが連れていかれたのは立派な図書館。だけど本は1冊もない。そこで、ボーとおばけたちは一緒にお話を作ることに…。イラストレーターだけあって、やはり勝負所は絵。主人公のボ-はちょっと漫画っぽいけれど、図書館を下から見上げた絵、また逆に上から見下ろす絵は迫力がある。おばけたちの造型も全く怖くはないので、これなら小さな子どもたちも安心。2024/10/07
Willie the Wildcat
46
夢があるなぁ。空っぽの棚。それを埋めるのは、自分達の”夢”。自分達の図書館。みんなで仲良く協力して、1つのこと成し遂げる楽しさも伝わる。絵もそんな楽しさがてんこ盛り!ボーが読んだ話にでてくる猫(?)の表情が、特にお気に入り。皆が、一生懸命に”夢”を作っている表情に、こちらも微笑む。蛇足だが、3人のおばけの名前は少しおとぼけ感・・・。次男にも、”やや”受けてた。(笑)2013/01/26
昼夜
40
からっぽのとしょかんでおばけと一緒に思いつくままに物語をつくって遊びたい。こういう図書館も面白い。今まで読んだ本の登場人物とかあらすじとか場面で壮大な所謂ママゴトができる。子どもの頃に読みたかった。2011/05/10
スノーマン
29
おばけというキーワードに惹かれるムスメ。こういう愛嬌のある、少しマヌケなおばけなら楽しい。絵だけのページは想像を膨らまして読むのが楽しいし、まんまるい高い図書館の本棚に本が並んで行く様子は、やっぱり本好きにはワクワクする。2015/02/23
みずたま
25
図書館にて。本好きなおばけなら怖くないよ(笑)文字の大きさが変わったり、イラストだけのページがあったり、色々な仕掛けにワクワク。でも表紙が光るのは気づかなかった〜。確認しなきゃ(笑)2015/05/15